[ニューヨーク 19日 ロイター] – トルコのエルドアン大統領とイスラエルのネタニヤフ首相が19日、初めて直接会談した。両国はパレスチナ政策を巡る対立で関係が緊張していたが徐々に改善しつつある。
両首脳はニューヨークで国連総会の合間に会談。イスラエル大統領府の声明によると、近く相互に訪問することで合意した。
イスラエルのテレビ局「チャンネル12」は、エルドアン氏が来月、トルコ建国100周年を記念してエルサレムの主要モスクへの巡礼を行う可能性があると伝えた。
トルコ大統領府は両首脳が政治、経済、地域、イスラエル・パレスチナ問題について議論したとソーシャルメディアに投稿した。
エルドアン氏は両国がエネルギー、テクノロジー、イノベーション、人工知能(AI)、サイバーセキュリティーといった分野で協力できるとネタニヤフ氏に語ったという。
会談に同席したトルコのバイラクタル・エネルギー相は「主に天然ガス探査、生産、貿易などの分野でエネルギー協力の機会について協議した」と述べた。