[コロンボ 27日 ロイター] – インド洋の島国モルディブのムイズ次期大統領は、駐留インド軍撤収に向けた交渉を開始したと明らかにした。ブルームバーグ・ニュースが27日にインタビュー記事を配信した。
インドと中国はインド洋での影響力拡大を目指している。ムイズ氏は大統領選で駐留インド軍撤収を主要な公約に掲げていた。
ムイズ氏はインタビューで、交渉が「既に非常に成功している」と説明。「われわれは互恵的な2国間関係を望んでいる」と述べ、インド兵が他国の軍部隊に取って代わられることはないとも話した。
インド軍部隊約70人はインドが支援したレーダー基地と偵察機を維持。軍艦によるモルディブ排他的経済水域のパトロール支援も行っている。