[ジャカルタ 5日 ロイター] – インドネシアで3日に発生したマラピ火山の大規模噴火で、死者数が22人に増加した。登山者の捜索に当たっていた救助隊が火口付近で死亡した登山者をさらに発見した。地元の救助当局が5日に発表した。
依然として1人が行方不明となっており、6日には約200人を動員し捜索活動が再開される。
スマトラ島西スマトラ州にあるマラピ火山は3日に噴火し、上空3キロまで火山灰が上がった。
マラピ火山はスマトラ島で最も活発な火山の一つで、最近では今年1月と2月に噴火している。
インドネシアの火山当局は2011年以降、地元の自然保護機関と環境省に対し、山頂から半径3キロ以内を登山者の立ち入り禁止区域にするよう、毎月の書簡で要請してきたとロイターに明らかにした。
しかし、救助隊によると、噴火当時には75人が付近にいたという。