【パリ時事】国際ジャーナリスト団体「国境なき記者団」(RSF、本部パリ)は14日、今年に入り全世界で45人のジャーナリストが、報道活動に関連して死亡したと発表した。内訳は男性が41人、女性が4人。イスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が続くパレスチナ自治区ガザなど中東での死者は17人と、地域別で最多だった。

ジャーナリスト41人が死亡 イスラエル・ハマス衝突で―国境なき記者団

 ロシアが侵攻を続けるウクライナでは、AFP通信記者が5月に死亡するなど、2人が命を落とした。昨年2月の侵攻開始以降、ウクライナでの死者は計11人に上る。

 死者全体の半数強に当たる23人は、紛争地帯で犠牲になった。一方、中南米での死者が大幅に減少した結果、年間の犠牲者数は昨年の61人を下回り、33人だった2002年以来の少なさとなった。