▽イスラエル兵の死亡、武装勢力のロケット弾攻撃が原因=軍報道官<ロイター日本語版>2024年1月24日午前 6:44 GMT+9
[エルサレム 23日 ロイター] – イスラエル軍のハガリ報道官は23日、イスラム組織ハマスとの戦闘が続くパレスチナ自治区ガザで20人を超えるイスラエル兵士が死亡したことについて、パレスチナ武装勢力によるロケット弾攻撃による爆発で2棟の建物が倒壊したことが要因だったとの見方を示した。
イスラエル軍は、ガザ地区での激しい戦闘により24時間で24人の兵士が死亡したと発表。このうち21人はガザ地区中部でのロケット推進手榴弾(RPG)による攻撃で死亡したという。1日の死者数としてはガザでの戦闘開始以来最多となった。 もっと見る
ハガリ報道官はテルアビブで記者団に対し「武装勢力がロケット推進手榴弾で奇襲をかけ、1発目のロケット弾が(イスラエル軍が)爆薬を仕掛けた建物の1つに命中した」とし、「これにより爆発が引き起こされ、この建物とその隣の建物が崩壊した」と説明。犠牲になった兵士の多くが爆発と建物の崩壊で死亡し、付近の戦車で安全を確保していた2人が2発目のロケット弾で死亡したと述べた。
イスラエル軍はイスラエルとの境界線から約600メートルの地点で周辺の物を撤去する作戦の一環として建物に爆発物を仕掛けていたとしている。
ハガリ氏はこのほか、イスラエル軍はガザ地区南部ハンユニスの西部で過去24時間に100人を超える武装勢力の戦闘員を殺害したと述べた。