アルゼンチンの国家統計院は14日、1月のインフレ率が前年同月比254・2%となり、昨年12月の211・4%から加速したと発表した。同国の有力紙ナシオン電子版によると、今年1月は南米ベネズエラなどを上回って世界で最も高い水準。
アルゼンチンは高インフレと経済危機が長期化している。1月のインフレ率の前月比は20・6%と、昨年12月の25・5%からやや縮小した。
アルゼンチンでは、通貨の米ドル化などを掲げたミレイ大統領が昨年12月に就任した。ロイター通信によると、ミレイ政権は今後数カ月でインフレ率が徐々に縮小するとの見方を示している。(共同)