Ian King
- 2-4月売上高見通しは240億ドル前後と予想219億ドルを上回った。
- 時間外取引で株価は一時10%上昇。年初来の上昇率は36%に達する
人工知能(AI)向け半導体で圧倒的シェアを占める米半導体メーカー、エヌビディアが21日発表した今年2-4月(第1四半期)の売上高見通しは、240億ドル(約3兆6000億円)・プラスマイナス2%と、アナリストの予想平均(219億ドル)を上回った。
エヌビディアは株価の急騰に伴い、時価総額で世界有数の企業となったが、売り上げが大幅に伸びるとの見通しが再度示されたことで、株価の騰勢が正当化されそうだ。
予想を上回る売上高見通しを受け、21日の米株市場の通常取引終了後の時間外取引で、エヌビディアの株価は一時10%上昇した。通常取引の終値は674.72ドル。年初来の上昇率は36%に達する。
昨年11月-今年1月(第4四半期)もウォール街の予想をしのぐ業績を記録した。
ジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)は「アクセラレーテッドコンピューティングと生成AI(人工知能)は転換点を迎えた。企業と業界、国を超えて世界的に需要が急増している」とコメントした。
原題:Nvidia Gives Upbeat Forecast as AI Reaches ‘Tipping Point’ (2)(抜粋)