米政府当局(米連邦航空局:FAA)がスペースXに対して求めた調査は、新型の超大型宇宙船「スターシップ(Starship)」の無人飛行試験で発生した不具合(アクシデント)に関するものです。
発表された主な内容は以下の通りです。
調査要求の対象となった中身
- 不具合の発生場所: 2026年5月22日に実施された「スターシップ」の飛行試験において、打ち上げ後に切り離された下段部分(ブースター:スーパー・ヘビー)に不具合があったと判断されました。
- 当局の判断: FAAはこれを「事故・不具合(mishap)」として扱い、スペースXに対して原因の特定と詳細な調査を行うよう要求しました。
- 今後の影響: 宇宙船の安全性が確認され、FAAが調査結果と今後の改善策を承認するまでは、同型機の次回の打ち上げ許可(ライセンス)は下りない見通しです。
💡 補足:なぜ重要視されるのか? 「スターシップ」は、米航空宇宙局(NASA)の月面着陸計画「アルテミス計画」でも宇宙飛行士を月面に送るための着陸船として採用されています。そのため、打ち上げ試験での不具合やそれに伴うスケジュール遅延は、米国の国家的な宇宙開発計画全体に直接影響を及ぼすため、政府当局も厳格な調査を求めています。