25日のニューヨーク外国為替市場ではドルが主要10通貨全てに対して上昇。米国債利回り曲線のスティープ化を受けてドル買いが膨らんだ。2年債と30年債の利回り差は過去2週間で最大に拡大した。
ドル指数は3カ月ぶりの高水準を付けた。米国債の下落が続き、10年債利回りは一時、4年ぶり高水準となる3.03%に上昇。30年債利回りは年初来の最高に2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)未満に迫っている。
ニューヨーク時間午後5時現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.4%上昇。ドルは円に対して0.6%上昇し1ドル=109円43銭。ドルは対ユーロで0.6%高の1ユーロ=1.2161ドル。
ドルは対円でじりじりと上昇。一時は109円45銭を付けた。
ユーロは対ドルで軟調。米市場の取引時間の終盤に1.2160ドルまで下落。100日移動平均である1.2217ドルを割り込んだ。次の支持線は3月1日の安値1.2155ドル。26日の欧州中央銀行(ECB)政策委員会会合に注目が集まっている。
欧州時間の取引
米10年債利回りが上昇し、3%が支持線に変わる可能性を示唆したため、ドルは前日の下げから反発した。