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主要な核実験場を5月に閉鎖し米韓専門家やメディアに公開の意向
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「いつでも日本と対話を行う用意がある」と金氏
北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が南北首脳会談で、5月に主要な核実験場を閉鎖し、米国や韓国の専門家やメディアに対して公開する意向を示した。韓国大統領府が29日に発表した。同府はこれとは別に、金委員長が「いつでも日本と対話を行う用意がある」と述べたことを明らかにした。
金委員長は27日の会談で韓国の文在寅大統領に対して、核実験の坑道は使用可能であり、すでに使えなくなっているとの見方を否定。「米国と何度も会って信頼関係を築き、不可侵を約束すれば、核を持つ必要はない」と述べた。金委員長はまた、平壌時間を元に戻し、韓国と同じにすることも表明したという。
韓国大統領府はまた、金委員長が南北首脳会談で「いつでも日本と対話を行う用意がある」と述べたことを明らかにした。文大統領は29日午前に安倍晋三首相と電話会談。安倍首相は会談終了後記者団に対し、文大統領から金委員長に拉致問題について話したという説明があったと述べた。安倍首相の発言はNHKが放映した。
また、トランプ米大統領は28日にミシガン州で演説し、米朝首脳会談について「3ー4週間以内に開催されると思う」と述べた。