日産自動車前会長のカルロス・ゴーン容疑者は、同社上級幹部の刷新を数カ月にわたって画策し、西川広人社長兼最高経営責任者(CEO)の交代をもくろんでいた。米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が事情に詳しい複数の関係者の話を基に報じた。関係者の氏名は明らかにしていない。

  同関係者の1人がWSJに語ったところによると、ゴーン容疑者は11月の日産自の取締役会で自身の計画を実行に移したいと考えていた。首脳陣の交代には取締役会の承認が必要となる。同紙によれば、ゴーン容疑者の弁護人、大鶴基成氏の事務所はコメントを控えた。西川社長からコメントは得られなかった。

カルロス・ゴーン容疑者写真家:Marlene Awaad / Bloomberg

原題:Ghosn Planned to Replace Nissan CEO Before Arrest, WSJ Says(抜粋)