- ゴーン家の広報担当者が電話取材で明らかにした
- 仏レゼコー、ゴーン被告は14年にも自身の誕生日に祝宴と報道
フランスの自動車メーカー、ルノーの会長兼最高経営責任者(CEO)を辞任したカルロス・ゴーン被告は、パリ郊外のベルサイユ宮殿で2016年に開いた自身の結婚披露宴に関連する費用を返済する方針だ。
ゴーン家の広報を担当しているデボン・スパージョン氏が8日の電話取材に対し述べた。一方、仏紙レゼコーはゴーン被告が結婚式の2年前にも自身の60歳を祝うパーティーをベルサイユ宮殿で開いていたと報じた。
ルノーは7日、同社がベルサイユ宮殿と結んでいた文化振興スポンサー契約をゴーン被告が不正に利用した疑いがあることを内部調査で突き止め、仏司法当局に伝えることを決めたと発表していた。ゴーン被告のフランスでの弁護士、ジャンイブ・ルボーニュ氏はこれまで、結婚式費用は被告が全て支払ったと述べていた。
またレゼコーによると、ゴーン被告は2014年3月にアライアンスの15周年を記念するとして200人を招いたディナーパーティーを開いたが、祝宴当日は1999年にアライアンスが始まった日ではなく、被告の誕生日だった。この費用は60万ユーロ(現在のレートで約7480万円)に上ったとみられるという。ルノーはコメントを控え、ゴーン被告の弁護士、アライアンスの広報とは連絡がつかなかった。
原題:Ghosn to Reimburse Versailles Palace for Cost of 2016 Wedding(抜粋)
Ghosn to Reimburse Versailles Palace for 2016 Wedding Costs (2)