[ベンガルール 29日 ロイター] – 米アマゾン・ドット・コムがインドでインターネットを使った食事の出前サービス(オンライン・フードデリバリー)を開始することを計画していると、関係筋2人が明らかにした。
関係筋によると、アマゾンは現地パートナーのカタマランと連携し、新事業向け人員の採用を始めており、インドで9月に始まる祭の期間前にサービスの開始を目指す。
インドではネット出前は急速に拡大しており、レッドシアー・コンサルティングのデータによると、昨年の注文数は176%急増した。
しかし、南アのナスパーズや中国の騰訊控股(テンセント)が出資する現地のスウィギーなどが競争で優位に立つ中、同市場への新規参入は容易でない可能性がある。
米ウーバー・テクノロジーズは2017年にインドでネット宅配サービスを開始したものの、激しい競争に押されている。
現地紙ビジネス・スタンダードはこの日、アマゾンがウーバー・イーツ買収に向け協議を進めていると報道。しかし、ロイターはこの報道を確認していない。