【モスクワAFP時事】ロシア極北アルハンゲリスク州で起きたミサイル実験に伴う爆発で、国営原子力企業ロスアトムのリハチョフ社長は12日、「新兵器」の開発中の事故と認めた。また、兵器の完成まで実験を続けると明言した。
事故はニョノクサ沖の白海の海上施設で8日に発生した。爆発後、一帯で放射線量が上昇し、住民らは被ばくを予防するヨウ素剤購入に殺到。ロシア当局は10日になって原子力関連事故が起きたことを明らかにしたが、詳細は伏せられていた。
米国の専門家は、プーチン大統領が先に言及した原子力推進式巡航ミサイル「ブレベスニク」の実験と関連する可能性を指摘していた。