韓国与野党議員64人は今月26日、米朝非核化交渉の再開の雰囲気を作るために米国と国際社会が北朝鮮に対する制裁の一部を緩和することを促した。

共に民主党・正義党・民主平和党・代案新党所属の与野党議員64人はこの日午後、国会政論館で記者会見を行ってこのような内容の声明を発表した。

彼らは「米国と国際社会は中国とロシアが国連安全保障理事会に提出した対北制裁一部緩和決議案を真剣に検討することを希望する」と明らかにした。

これに先立ち、中国とロシアは16日(現地時間)南北間「鉄道・道路協力プロジェクト」を制裁の対象から免除し、六者会合の再開などを含む対北制裁緩和決議案の草案を安保理に提出した。

彼らは「米国はこの決議案に対して満足しにくいかもしれないが、現情勢を安定させて交渉再開の扉を開くためには北朝鮮が合意を違反すれば再び制裁を原状回復する『スナップバック』の措置にしてこの提案を積極的に検討、受け入れる必要がある」と提案した。

同時に「議論の場が本格的に開かれ、国際社会が(決議案を)真剣に検討できるように韓国政府が持つすべての外交的力を総動員していくことを促す」と付け加えた。

今回の声名を主導した民主党の宋永吉(ソン・ヨンギル)議員は記者らとの質疑応答で「この共同声明を米国の上下院議員らと外信にも送ってわれわれの立場を喚起するだろう」と話した。