[30日 ロイター] – 米民主党のバイデン大統領候補は30日、大統領選で勝利すれば、韓国政府との同盟を強化すると言明し、同国に駐留する米軍の規模縮小を交渉の切り札にはしないと語った。
バイデン氏は韓国の聨合ニュースへの寄稿で、「在韓米軍を縮小するという向こう見ずな脅しによって韓国を強要するのではなく、私は米大統領として、韓国を支持し、東アジアや他地域の平和を守るために、同盟を強化する」と強調。その上で「理にかなった外交を目指し、北朝鮮の非核化と朝鮮半島の統一に向けた取り組みを続ける」と述べた。
在韓米軍の経費負担を巡っては、トランプ政権と韓国政府の見解は相いれず、対立が続いている。在韓米軍は今月、駐留経費の分担で合意できない場合、基地などで働く約9000人の韓国人職員を4月から無給休職にすると韓国政府に伝えた。