食品メーカーの「キユーピー」は、主な原料である食用油の価格が上昇しているとして、主力商品のマヨネーズを7月から最大で10%程度値上げすると発表しました。発表によりますと、キユーピーは主力商品であるマヨネーズなどの価格をことし7月1日の出荷分から値上げします。値上げは2013年以来、8年ぶりです。

値上げ幅は、マヨネーズが2%から10%程度、カロリーを半分に抑えたタイプの商品が2%から4%程度です。

商品のサイズや食用油の使用量によって値上げ幅に差がありますが、代表的な商品である450グラムのマヨネーズは税込みで378円から402円になります。

また、食品メーカーなどに卸す業務用の商品も、7月1日の出荷分から2%から10%程度値上げします。

食用油の原料となる大豆などの価格は、中国での需要の増加や主な産地の天候不順で上昇しています。

国内の大手食品メーカーも4月値上げした食用油を6月に再び値上げする予定で、国際的な原料価格の上昇が身近な商品の価格に波及しています。