【ワシントン時事】23日に行われた東京五輪開会式の米国での視聴者数が、1670万人と33年ぶりの低水準だったことが24日、分かった。ロイター通信が伝えた。日本との時差が大きいことや新型コロナウイルスで無観客開催となったことなどが影響したとみられる。

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 開会式を中継したNBCテレビによると、視聴者数は2016年のリオデジャネイロ五輪と比べ37%減、12年のロンドン五輪と比べ59%減となった。NBCはインターネット上の視聴者を含め1700万人が中継を見たとしているが、低下は顕著だ。

 NBCは朝7時前から4時間近くにわたり開会式を中継。式典には「コロナの時代を反映した演出」という評価があった一方、無観客の開催となったことで「まるで予行演習を見ているようだ」という厳しい声も米メディアにあった。