【ワシントン時事】バイデン米大統領は17日、オンライン形式で主催した気候変動に関する首脳級会合で演説し、欧州連合(EU)などと共同で、2030年までに温室効果ガスの一種「メタン」の排出量を20年比で少なくとも30%削減すると表明した。10月末から始まる国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)に向け、メタン削減で国際連携を呼び掛けた。
首脳級会合には米国やEU、日本、英国などの首脳と、中国、インド、ロシアなどの閣僚らが参加。バイデン氏はメタンの削減について「今すぐに行動しなければならない」と訴えた。メタンは温室ガスで二酸化炭素(CO2)に次ぐ排出量を占め、化石燃料や家畜から発生する。