[ニコシア 30日 ロイター] – 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は30日、食品とエネルギー価格の上昇は続かず、スタグフレーションは避けられるとの見方を示した。
キプロスの首都ニコシアで開かれたイベントで、現在続いているロシアのウクライナ侵攻の影響でエコノミストは頻繁に経済予測を修正していると指摘。インフレの見通しは「流動的」だが、「リセッション(景気後退)と高水準のインフレというスタグフレーションの二つの要素が続くとは予想していない」と述べた。
「今年はインフレ率が上昇することは間違いない」としながらも「現在インフレ率を押し上げているエネルギーと食品価格は高止まりするが、さらに上昇し続けるとはみていない」と語った。