[台北 5日 ロイター] – 台湾の蔡英文総統は5日、中国による前例のない軍事訓練に直面しているが、台湾政府は市民の安全を「確実に」確保できると述べた。

市民は安心して日常を過ごせるとしたほか、あらゆる困難がわれわれを一層団結させるとした。

中国人民解放軍は4日、ペロシ米下院議長の台湾訪問への対抗措置として、台湾周辺の空と海で実弾射撃を含む演習を開始。演習は7日0400GMTに終了する予定。

一方、台湾の国防部(国防省)は5日、中国機49機が防空識別圏(ADIZ)に侵入したため、台湾の空軍機が緊急発進(スクランブル)し警告したと発表した。49機全てが台湾海峡の中央線を越えたという。