日本の損害保険各社は2023年1月1日から、ロシアやウクライナの全海域で戦争による船舶の沈没などの被害を補償する保険の提供を停止すると、日本経済新聞(電子版)が24日報じた。

  同報道によると、外国の再保険会社がロシア関連のリスク引き受けを拒否したことが今回の判断の背景にある。東京海上日動火災保険と損害保険ジャパン、三井住友海上火災保険の3社が23日から船主への通知を始めたという。

  日本企業が参加する石油・天然ガス開発事業「サハリン2」からの液化天然ガス(LNG)輸入などに影響する可能性があると日経は指摘している。

原題:Japan Insurers Seen Halting Hull Cover on Russia Risk: Nikkei(抜粋)