[アンタキヤ(トルコ) 21日 ロイター] – 数万人の死者を出したトルコ近代史上最悪の地震から2週間が経過した20日、シリア国境近くのトルコ南部でマグニチュード6.4の地震が発生した。

CNNトルコは6人が死亡したと伝えた。

震源はトルコ南部ハタイ県アンタキヤ近くで、シリアやエジプト、レバノンでも揺れが感じられたという。欧州地中海地震学センター(EMSC)によると、震源の深さは10キロ。

トルコのコジャ保健相は、今回の新たな地震で294人が負傷したと発表。18人が重傷で、病院に搬送されたとしている。

ここ2週間は小さな余震が続いていたが、20日に発生した地震は6日以来最大だった。

トルコの災害緊急事態対策庁(AFAD)は、地震により水位が50センチ上昇する可能性があるとして、地中海沿岸に近づかないよう呼びかけた。