[ロンドン 20日 ロイター] – JPモルガンは、米国の債務上限到達が早ければ来月にも問題になると予想し、米国債のテクニカルなデフォルト(債務不履行)は重大なリスクだと指摘した。
19日の顧客向けメモで、債務上限を巡る交渉と連邦予算に関する議論が共に最終期限に「危険なほど近づいている」との見方を示した。
JPモルガンの米金利戦略チームは、財務省が利用可能な資金が8月中旬までに払底する可能性があると予想している。
「ストレスの兆しは一般にXデーの2─3カ月前から始まる。Tビルを大量に保有するマネー・マーケット・ファンド(MMF)が、その頃に満期が到来するTビルを保有していないとより積極的に宣伝し始める」と述べた。