[ワシントン 11日 ロイター] – 米作家ジーン・キャロルさんがトランプ前大統領から性的暴行を受けたとして損害賠償を求めた民事裁判で、マンハッタン連邦地裁の陪審が性的暴行と名誉毀損を認める評決を下した件で、トランプ氏は11日、控訴した。

マンハッタン連邦地裁の陪審は9日に評決を下し、トランプ氏に500万ドルの支払いを命じた。

キャロルさんは前大統領が1990年代に百貨店の試着室でキャロルさんを暴行、さらにその事実を否定して名誉が傷つけられたと訴えていた。陪審は強姦については認めなかった。

トランプ氏は、2024年大統領選で共和党候補として当選を目指している。裁判にトランプ氏は一度も出廷しなかった。

裁判所の記録によると、トランプ氏は米国連邦第2巡回区控訴裁判所に控訴した。