ロシア海軍の大型対潜艦「アドミラル・パンテレエフ」=2019年1月、マニラ沖(AFP時事)
ロシア海軍の大型対潜艦「アドミラル・パンテレエフ」=2019年1月、マニラ沖(AFP時事)

 日本海で20日から続けられた中国とロシアの海上合同軍事演習「北部・連合2023」が23日、終了した。ロシア国防省が発表した。演習は「アジア太平洋地域の安定と平和の維持」をうたったが、ウクライナ侵攻などを背景に、日米韓のけん制を狙ったもようだ。

浜田防衛相、中ロ演習に「重大な関心」

 日米などの「自由で開かれたインド太平洋」戦略について、中ロは足並みをそろえて「アジア版北大西洋条約機構(NATO)をつくる試み」と非難している。

 演習には中ロ海軍の約10隻が参加。終了後、共に太平洋艦隊の母港・極東ウラジオストクに向かったという。