
[27日 ロイター] – ロシアは27日未明、ウクライナの首都キーウなどの都市をミサイルとドローン(無人機)で攻撃した。ウクライナ当局者によると、攻撃は倉庫や港湾、エネルギー・産業施設を標的に、朝にかけて数時間続いた。
ウクライナ空軍は、弾道ミサイル7発、対艦巡航ミサイル1発、およびドローンの約90%を撃墜したと発表した。
ゼレンスキー大統領はXで「今週、欧州の支援国はウクライナの防空強化に向けた重要な決定を下した」と述べ、追加支援を求めた。
シビハ外相は今回の大規模攻撃では港湾や穀物貯蔵施設、エネルギー・産業施設などのインフラが標的になったと述べた。
キーウのクリチコ市長によると、2地区に残骸が落下し、このうち1地区では学校が損傷したほか、医療施設の窓ガラスが割れた。
キーウ周辺地域では、ロシアのミサイルとドローンによる攻撃で倉庫施設に火災が発生し、他の倉庫や民家も損傷した。州知事によると、2人が負傷した。
ウクライナ第2の都市ハルキウでは、ショッピングセンターが攻撃され、1人が死亡、2人が負傷した。
中部ポルタワ州では、工業施設やエネルギー施設が攻撃を受け、7集落で停電が発生した。
ウクライナ中部の鉄鋼・鉱業都市で、ゼレンスキー氏の出身地でもあるクリブイリフでは、ミサイル2発が工業施設に着弾し、3人が負傷した。当局によると、南部ザポロジエでも3人が負傷した。
南東部ザポリージャ市、南部オデーサ州でもそれぞれ3人負傷した。
ロシア国防省は、クリブイリフとザポリージャの製鉄所、ポルタワ州の製油所、キーウ周辺の物流拠点、オデーサ州の3港を攻撃したと発表した。
<ドローンがモルドバ領空に侵入>
ウクライナへの攻撃のさなかに、ロシアのドローン6機が隣国モルドバの領空に侵入し、うち1機がモルドバ領内で発見された。サンドゥ大統領は「この威嚇行為を強く非難する」と表明した。
一方、ロシアのネット通販オゾンは、ロシア中部の物流施設が夜間のドローン攻撃で損傷したと明らかにした。同社の施設はここ数日、ウクライナの無人機攻撃を受けている。