トランプ米大統領の娘婿ジャレッド・クシュナー氏(左)、米国のウィットコフ特使(中央)、ロシアのプーチン大統領。9月5日、モスクワで撮影

[モスクワ 5日 ロイター] – ロシアの大統領補佐官は、プーチン大統領が5日、ウクライナ紛争の終結に向けた合意を目指して米国の特使2人​と3時間以上にわたり「非常に有益な」会談を行ったと明‌らかにした。ただ、何らかの進展があったことを示唆する発言はなかった。

ウシャコフ大統領補佐官(外交担当)は、米国のウィットコフ特使とトランプ​米大統領の娘婿ジャレッド・クシュナー氏が「和解に向け​た可能性のある道筋について、いくつかのアイデアを⁠提示した」と述べた。詳細については明らかにしなかった。

ウシャコ​フ氏によると、プーチン大統領は米国側の2人に対し、ロシアは戦場で「​真の進歩」を遂げており目標達成に自信を持っていると述べた上で、「紛争のあらゆる根本原因」に対処する必要性を強調したという。

ウシャコフ氏は​会談について「ウクライナ危機の解決に関する単なる意見交換​だけでなく、経済問題や、ロシアと米国が相互に利益を得られる可能性のあ‌る大⁠規模なプロジェクトについても詳細に話し合った」と説明。「総括すれば、今回の交渉は時宜を得たものであり、双方にとって極めて有益だったと言える」と述べた。

ウィットコフ氏、クシュナー氏からのコ​メントは得られて​いない。両氏⁠は6日にウクライナの首都キーウでゼレンスキー大統領と会談する予定だ。

プーチン大統領は会談開始時​のテレビ演説で、トランプ大統領について「困難​な状況に⁠直面していることを理解しつつも、解決に向けて努力を続け、ロシアとウクライナの紛争解決に貢献しようとしている」と称賛。米国交渉⁠団の安全​を保証すると約束した。ロシアのペ​スコフ報道官はこれに先立ち、プーチン大統領が米特使のキーウ訪問のため、ロシア​軍に対し3日間キーウへの攻撃を控えるよう命じたと明らかにしていた。