
[ドバイ/カイロ 8日 ロイター] – イエメンの親イラン武装組織フーシは8日、米国の同盟国サウジアラビアの南部4都市を攻撃した。73人が負傷し、石油関連施設で火災が発生した。開戦から半年に及ぶ中東紛争が拡大した形だ。
一方、米当局者によると、米軍は8日、イランのイスラム革命防衛隊と関係のある複数のタンカーを攻撃した。米海軍の軍艦に対するミサイル発射への報復という。2日間の中断を経て米国によるイラン攻撃が再開したことになる。 もっと見る
イランのタスニム通信は、同国南部カーグ島の約6.4キロ沖合で、小型のイラン籍タンカーが米軍のミサイル攻撃を受けたと報じた。イラン国営放送は、米国がオマーン湾のジャスク沖でもう1隻の原油タンカーを攻撃したと伝えた。 もっと見る
イランの革命防衛隊は、米国によるイランの原油タンカー攻撃への報復として、米軍が駐留するクウェートとバーレーンの港湾に停泊している船舶を攻撃の標的にすると表明した。イラン国営メディアが伝えた声明によると、革命防衛隊海軍は全ての乗組員に対し、船舶から退避するよう警告している。 もっと見る
サウジではフーシ派がドローン(無人機)とミサイルを使って、南部の都市ハミス・ムシャイトの空軍基地のほか、アブハ、ナジュラン、ジャザンの各都市にある国有石油会社サウジアラムコの施設を攻撃した。 もっと見る
米航空宇宙局(NASA)の衛星画像には、ジャザンの製油所の上空に立ち込める黒煙と、アブハの石油配送センターから立ち上る白煙が写っていた。
サウジ当局は現場での火災について説明し、負傷者73人には女性や子どもが含まれると明らかにした。これほど多数の負傷者が報告されたことは、米国とイスラエルが2月に対イラン戦争を開始して以降、サウジに対して行われた攻撃の中で最大規模であったことを示唆している。
攻撃を受けたサウジ各都市の地上からの画像は確認できておらず、メディアが厳しく統制されている同国では目撃者にも接触できなかった。
フーシ派によるサウジのエネルギー施設攻撃を受け、原油価格は上昇した。 もっと見る
米国は8日、イランに対する経済圧力を強化する広範な取り組みの一環として、イランの航空業界などを対象とした36件の新たなイラン関連制裁も発動した。 もっと見る