[ワシントン 29日 ロイター] – 米国家情報長官室(ODNI)が29日に公表した文書で、米国の情報機関が新型コロナウイルスは生物兵器として開発されたものではないと判断していたことが分かった。ただ文書は、新型コロナの起源を解明するのは永久に不可能な可能性があるとしている。

米バイデン政権は5月、新型コロナの発生源を巡り90日以内に報告するよう指示。ODNIは同報告に関する機密指定が解除された文書を公表した。

それによると、新型コロナが自然に発生したとする説と、研究所から漏洩したとする説は双方ともあり得る仮説だが、どちらの妥当性がより高いのか、決定的は結論は得られない恐れがあるとの考えが示された。

新型コロナが生物兵器として開発された可能性があるとの説については、この説を唱える人物たちは「中国武漢市のウイルス研究所に直接アクセスを持っていない」ことに加え、不正確な情報を拡散していることで非難されていると指摘した。

その上で、他の動物から人間への感染、もしくは感染が拡大する前に武漢のウイルス研究所でこのウイルスが扱われていたたことを示す新たな情報が得られない限り、新型コロナの起源を解明することはできないとした。

この報告書について、ワシントンの在米中国大使館からコメントは得られていない。