▽米国株式市場=続落、中東情勢巡る楽観論後退 アマゾン・アルファベットが安い<ロイター日本語版>2026年8月12日午前 5:11 GMT+9

[ニューヨーク 11日 ロイター] – 米国株式市場は続落。中東情勢を巡り、安定化につながる合意実現に懐疑的な見方が強まった。また、アマゾン・ドット・コムやアルファベットが売られ、相場を圧迫した。
イランの国防・外交を統括する最高安全保障委員会(SNSC)のレザイ事務局長は11日、米国が行動を改め、戦闘終結に向けたイランの条件を受け入れない限り、ホルムズ海峡の封鎖は解除されないと述べた。 もっと見る
北海ブレント原油先物は不安定な値動きの中、約1週間ぶりの高値付近で推移した。S&P500エネルギー株指数(.SPNY)、新しいタブで開きますは1.1%上昇した。
ベアードの投資戦略アナリスト、ロス・メイフィールド氏は「ここ数カ月そうであるように、全ての当事者にとって有効な合意にたどり着くのは実に難しい。原油はやや上昇しており、この問題を巡る不確実性の高まりを織り込んでいる」と指摘。その上で、「市場は明らかにこの紛争を巡って時折変動してきたが、多くの人が想定していたような大きな逆風にはなっていない」と語った。
アマゾン(AMZN.O)、新しいタブで開きますは2.1%安、アルファベット(GOOGL.O)、新しいタブで開きますは3.8%安となり、いずれもS&P総合500種(.SPX)、新しいタブで開きますとナスダック総合(.IXIC)、新しいタブで開きますを押し下げた。スペースX(SPCX.O)、新しいタブで開きますは約4%下落した。
オルタナティブ資産運用会社は上昇し、アポロ・グローバル(APO.N)、新しいタブで開きますが6.2%高、ブラックストーン(BX.N)、新しいタブで開きますが約4%高となった。両社は、5000億ドル超の資金調達を目指す計算資源向けプラットフォームを設立するため、最近エヌビディア(NVDA.O)、新しいタブで開きますと提携した金融機関に含まれる。 もっと見る
S&P500は下落したものの、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.2対1の比率で上回った。
好調な四半期決算を背景に、S&P500は先週最高値を更新した。一方、ナスダックは6月2日に付けた終値ベースの最高値を約2%下回る水準だ。
マイクロソフトとアマゾンによる人工知能(AI)データセンターへの巨額投資が実を結びつつある兆しも、投資家心理を押し上げている。
米連邦準備理事会(FRB)のウォーシュ議長が金融政策に関するガイダンスの縮小を目指す中、今後2日間に発表される消費者物価指数(CPI)と卸売物価指数(PPI)のインフレ指標は金融政策の道筋を巡る市場の見方を形成する上で極めて重要となる。
CMEのフェドウオッチによると、市場では9月の連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げの可能性を巡って見方が分かれている。
イラン紛争に起因するエネルギーコストの上昇がインフレ懸念を招き、世界の中央銀行の政策運営を複雑にしている。
スイスのスポーツウエアブランド、オンの米上場株は20.3%急落。第2・四半期の売上高が市場予想を下回った。
米取引所の合算出来高は150億株。直近20営業日の平均は176億株。
米国では労働省が7日発表した7月の雇用統計で非農業部門雇用者数が予想外に減少したほか、過去2カ月分の雇用者数も大幅下方改定されたことで、FRBによる9月の利上げ観測が後退。金利先物市場では現在、9月15─16日の次回連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げが決定される確率は50%と織り込まれており、1週間前の58%から低下した。
労働省が12日に発表する7月のCPI統計などでインフレが再び上昇していることが確認されれば、FRBによる利上げ観測が再燃するが、インフレ鈍化が続けば利上げ観測は一段と後退する可能性がある。スコシアバンクのセオレ氏は「インフレ鈍化の流れが続けば、利上げが実施されるとの見方を正当化するのは難しい」と述べた。
主要通貨に対するドル指数は0.06%高の99.83。ユーロ/ドルは0.02%安の1.154ドル。
オーストラリア準備銀行(中央銀行)は11日の会合で政策金利を4.35%に据え置くと決定。ただ、国内の経済およびインフレの見通しにはなお不透明感が高く、必要であれば追加利上げに踏み切る可能性もあるとした。
豪ドルは対米ドルで0.06%高の0.7056米ドル。
| ドル/円 NY終値 | 159.27/159.30 |
| 始値 | 159.22 |
| 高値 | 159.36 |
| 安値 | 159.07 |
| ユーロ/ドル NY終値 | 1.1540/1.1544 |
| 始値 | 1.1536 |
| 高値 | 1.1548 |
| 安値 | 1.1534 |