▽米国株式市場=S&P終値で最高値、PPI鈍化で利上げ懸念後退<ロイター日本語版>2026年8月14日午前 5:09 GMT+9

[ニューヨーク 13日 ロイター] – 米国株式市場は、S&P総合500種指数が続伸し、終値ベースで過去最高値を更新した。半導体メーカーのサンディスクなどハイテク株が買われ、相場を押し上げた。朝方発表された7月の米卸売物価指数(PPI)の伸びが鈍化したことを受け、連邦準備理事会(FRB)が9月に利上げを見送るとの観測が強まり、投資家心理を支えた。
メモリー半導体メーカーのサンディスク(SNDK.O)、新しいタブで開きますとマイクロン・テクノロジー(MU.O)、新しいタブで開きますはそれぞれ13.7%、4.2%急伸した。マイクロソフトは約1%高、メタ・プラットフォームズ(META.O)、新しいタブで開きますは2.8%高となった。
人工知能(AI)クラウド企業コアウィーブ(CRWV.O)、新しいタブで開きますは1.3%下落。年間の設備投資見通しを引き上げたことを受け、前日に19%急伸していた。
ここ数週間に発表されたマイクロソフトやアマゾン・ドット・コム(AMZN.O)、新しいタブで開きますなどの強気な業績見通しを受けてAIデータセンターへの巨額投資を巡る投資家の懸念が和らいでいる。
インフラストラクチャー・キャピタル・アドバイザーズのジェイ・ハットフィールド最高経営責任者(CEO)は「AI決算主導のハイテクブームが続いている」と指摘。「これは業績によるブームであり、バブルではない」と述べた。
S&P500は先週7日に付けた終値ベースの最高値を上回った。
ナスダック総合指数とダウ工業株30種も上昇した。
S&Pの11業種のうち7業種が上昇し、通信サービス(.SPLRCL)、新しいタブで開きますが1.56%高で上げを主導した。不動産(.SPLRCR)、新しいタブで開きますも1.34%上昇した。
S&P総合500種の年初来上昇率は約14%、ナスダックは約15%となっている。
ネットワーク機器メーカーのシスコシステムズ(CSCO.O)、新しいタブで開きますは8.4%下落。同社は強気な売上高見通しを示したものの、期待の高い投資家を満足させられなかった。 もっと見る
イラン高官によると、イラン戦争の恒久的な終結に向けた合意を巡り、イランと米国は依然として対立している。ホルムズ海峡の通航量は大幅に制限されたままだ。
7月のPPIは前月比では横ばいとなった。財(モノ)価格の下落で全体的に押し下げられたものの、サービス価格は小幅上昇した。新規失業保険週間申請件数は小幅な増加にとどまり、労働市場が安定していることを示した。 もっと見る もっと見る
CMEのフェドウオッチによると、市場はFRBが来月の会合で金利を据え置く確率を63%織り込んでいる。
ネットフリックス(NFLX.O)、新しいタブで開きますは5.4%上昇。著名投資家のビル・アックマン氏が同社株の新規保有を明らかにした。同氏率いるヘッジファンドのパーシング・スクエアの数年ぶりの大規模なポートフォリオ再編の一環。 もっと見る
タペストリー(TPR.N)、新しいタブで開きますは16%超急落。コーチを傘下に持つ同社は、年間の売上高伸び率が低調になるとの見通しを示した。
パソコン(PC)大手デル・テクノロジーズ(DELL.N)、新しいタブで開きますは2.1%、HP(HPQ.N)、新しいタブで開きますは6.9%それぞれ上昇。中国レノボ・グループ(0992.HK)、新しいタブで開きますの四半期決算が予想を上回ったことが支援材料となった。 もっと見る
S&P総合500種では、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.7対1の比率で上回った。(.AD.SPX)、新しいタブで開きます
米取引所の合算出来高は161億株。直近20営業日の平均は175億株。
▽NY外為市場=ドルまちまち、PPI受け9月利上げ観測後退<ロイター日本語版>2026年8月14日午前 4:31 GMT+9

[ニューヨーク 13日 ロイター] – 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルがまちまちの動きとなった。この日発表された7月の卸売物価指数(PPI)は前月比で横ばいとなり、連邦準備理事会(FRB)による9月の利上げ観測が一段と後退した。
米労働省が発表した7月のPPIは前年比4.7%上昇し、伸びは前月から鈍化したほか、市場予想も下回った。前月比では横ばいとなった。
ステート・ストリートのシニアマクロストラテジスト、ノエル・ディクソン氏は、月内に発表される個人消費支出(PCE)価格指数に反映されるPPIの構成品目をみると、PCEは「かなり良好な内容になるはずだ」と指摘。PPIと、前日に発表された消費者物価指数(CPI)の内容は「FRBが9月に金利を据え置くとの見方を裏付ける材料になる」との見方を示した。
フェデラルファンド(FF)金利先物市場が織り込むFRBによる9月の連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ確率は35%と、前日の40%、1週間前の55%から低下した。
主要通貨に対するドル指数は0.02%高の99.96。PPI発表後に99.80まで下落する場面もあった。
円は対ドルで0.04%安の1ドル=159.48円。円は先月末の米国と日本による円買いの協調介入 で得た上昇分を一部戻している。前出のディクソン氏は「9月に日銀が具体的な政策を打ち出し、タカ派的なガイダンスを強めない限り、投資家は円売りを続けることを断念しないだろう」と語った。
英ポンドは0.08%安の1.3481ドル。6月の英国内総生産(GDP)は前月比0.3%増となり、予想外のプラスとなった。サッカーワールドカップ(W杯)の開幕や猛暑も相まって企業活動が押し上げられたことが背景にある。
ユーロは0.03%高の1.1528ドル。
| ドル/円 NY終値 | 159.48/159.50 |
| 始値 | 159.34 |
| 高値 | 159.56 |
| 安値 | 159.03 |
| ユーロ/ドル NY終値 | 1.1527/1.1530 |
| 始値 | 1.1535 |
| 高値 | 1.1545 |
| 安値 | 1.1525 |
表はLSEGデータに基づいています ※外為市場