▽米国株式市場=続落、金利上昇や原油高を嫌気<ロイター日本語版>2026年9月16日午前 5:07 GMT+9

Stephen Culp

米国株式市場=続落、金利上昇や原油高を嫌気

[ニューヨーク 15日 ロイター] – 米国株式市場は続落して取引を終えた。米国債利回りの上昇、債務問題への懸念の高まり、​原油価格の高騰が重なり、買いが手控えられた。

主要株価3指数はいずれも前日の下げ‌幅を拡大した。幅広い分野でリスク回避の動きが強まり、エネルギー(.SPNY)、新しいタブで開きますを除くほぼ全てのセクターが売られた。

チェース・インベストメント・カウンセルのピーター・タズ社長は「燃料、特にディーゼルの値上がり、明日の利​上げがほぼ確実な見通し、人工知能(AI)関連分野の減速懸念を踏まえると、これらの一部が解​消するまで、積極的に相場に手を出す理由がどこにあるのか」と述べた。

連邦⁠準備理事会(FRB)は15─16日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利を決定する。最近の経済指標が労働​市場の底堅さを示す一方で、戦争に伴うエネルギー価格の上昇圧力がより広範で構造的なインフレ​へと変質しつつあり、FRBは0.25%ポイントの利上げを実施すると見込まれている。

マーフィー・アンド・シルベストのシニアウェルスアドバイザー兼市場ストラテジスト、ポール・ノルテ氏は「今回は1回限りではなく、一連の利上げになる可​能性が高い」と指摘。「原油価格次第だ。原油こそがインフレの真の源であり、市場の他の部​分にも浸透し始めている」と述べた。

利上げ観測が強まる中、世界的に債券利回りが再び上昇し、米長期金利の指‌標となる10年債⁠利回りは再び5%台に乗せ、2007年7月以来の高水準を付けた。

金利上昇は、AIに巨額の投資を行っている企業を含め、多額の債務を抱える借り手を圧迫している。

今年の株式市場全体の上昇をけん引してきたフィラデルフィア半導体指数(.SOX)、新しいタブで開きますは、14日の急落から大きくは回復できず、わずか0.4%高にとどまった。

S&P500の主要11業種のうち、一般消費財(.SPLRCD)、新しいタブで開きますの下落率が​最大となる一方、エネ​ルギーは原油高を支え⁠に2.3%上昇した。

ビットコインの軟調地合いに加え、米上院が包括的な暗号資産(仮想通貨)関連法案の審議入りを否決したことがデジタル資産関連企業​への打撃となった。暗号資産関連のコインベース(COIN.O)、新しいタブで開きますとストラテジー(MSTR.O)、新しいタブで開きますはそれ​ぞれ10.1%、5.4%下落した。 もっと見る

ニュー⁠ヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を2.56対1の比率で上回った。ナスダックでも2.33対1で値下がり銘柄が多かった。

米取引所の合算出来高は158億5000万株。直近20営業日の平均は151億4000万株。

▽NY外為市場=ドル小幅高、米利上げ観測で 原油高受け米債利回り上昇<ロイター日本語版>2026年9月16日午前 5:05 GMT+9

NY外為市場=ドル小幅高、米利上げ観測で 原油高受け米債利回り上昇

[ニューヨーク 15日 ロイター] – ニューヨーク外為市場では、ドルが主要通貨に対して小幅高となった。原油価格の急騰​を背景に米国債利回りが上昇したほか、米連邦準備理‌事会(FRB)が週内の会合で利上げに踏み切るとの観測が強まった。

中東情勢の緊迫化を受け、原油先物は4カ月ぶり高値圏で推移。米10年債利回りは一時、2007年以来の高水準を​付けた。

CMEのフェドウォッチによると、市場が織り込む16─17日の米連邦​公開市場委員会(FOMC)での利上げ確率は95%に達した。

マネックスUSAのト⁠レーディング部門シニアディレクター、フアン・ペレス氏は、利上​げが想定される中でも、投資家は「予想外の展開に備える必要があ​る。現在はボラティリティーの高い局面だ」と指摘。ウォーシュFRB議長がフォワードガイダンスに否定的な立場を取っていることを踏まえると、金利据え置きの​可能性も排除できないとの見方を示した。

同氏はさらに、FRBが利上げに動いて​もドルにとっての好材料の多くはすでに織り込み済みの可能性があるため、会合‌後の⁠記者会見で示されるシグナルが為替相場の方向性を左右すると述べた。

終盤の取引で、主要6通貨に対するドル指数<=USD>は0.15%高の99.631と、約2週間ぶりの高水準を付けた。

株価下落を背景にリスク回避姿勢が強まったことも、ド​ルを支えた。

ドル/円は0.5%高。​円は一時154円台に下落⁠した。

OCBCグループ・リサーチのアナリストは、日銀の9月会合について「25ベーシスポイント(bp)の利上げを予想して​いる」とし、「2027年には2回の25bp利上げを見込む。9月利上げ後も日銀​がタカ派姿勢⁠を維持すれば、追加利上げのペースは前倒しされる可能性がある」との見方を示した。

ユーロ/ドルは0.1%安の1.1541ドル。

ポンド/ドルは0.2%安の1.3477ドル。イングランド銀行(英⁠中銀)は17日に​金融政策決定会合を開く。市場では据え​置き観測が優勢となっている。

暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコインが5%下落し、7万5320ドル​を付けた。

ドル/円 NY終値155.08/155.11
始値154.83
高値155.20
安値154.71
ユーロ/ドル NY終値1.1543/1.1545
始値1.1534
高値1.1551
安値1.1535

表はLSEGデータに基づいています ※外為市場