- マイクロソフトがOpenAIの独占契約解消、独首相が米政権を痛烈非難
- メタのAI企業買収を中国が阻止、NYで空飛ぶタクシー、シェルの戦略

マーケットで話題になったニュースをお届けします。一日を始めるにあたって押さえておきたい5本はこちら。
独占契約を解消
マイクロソフトはOpenAIの最先端人工知能(AI)モデルをクラウド経由で独占的に顧客に提供する権利を手放した。両社が独占契約の解消を発表した。OpenAIにとっては、アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)など他のクラウド事業者を経由してAIモデルを提供する道が開かれる。マイクロソフトはレベニューシェア(収益分配)の支払い義務がなくなる。AIブーム初期には独占販売がマイクロソフトのクラウド売上高の押し上げに寄与していた。
トランプ氏の「屈辱」
トランプ米大統領はイラン戦争終結に向けた交渉で苦戦しており、イラン指導部から「屈辱」を受けているとドイツのメルツ首相が述べた。メルツ首相は異例の率直な表現で「今の米国はどのような戦略的出口を選択しているのか、分からない」と述べ、イランの交渉担当者が「非常に巧妙に、あるいは実際には交渉しないように事態を進めている」と付け加えた。一方のホワイトハウスはイランからの最新提案を検討しているとする一方、紛争終結に向けた合意では核兵器取得阻止などの明確な一線を維持していると述べた。レビット報道官は「イランに関する大統領のレッドラインは極めて明確だ」と述べ、この問題についてトランプ氏が「まもなく」言及するとした。
技術流出を懸念
中国政府が米メタ・プラットフォームズによるAIエージェント新興企業マナスの買収阻止に動いた。20億ドル(約3200億円)規模と昨年12月に発表された同案件を巡っては、米国への技術流出を巡って中国国内で批判が出ていた。阻止の理由については法律・規制に基づく決定だとの1行のみで、詳細には触れていない。トランプ米大統領と中国の習近平国家主席は来月、首脳会談を数週間後に控えている。
空飛ぶタクシー
米ジョビー・アビエーションは、ジョン・F・ケネディ国際空港(JFK)とマンハッタンを結ぶ、ニューヨーク初となる電動垂直離着陸機(eVTOL)の地点間飛行を今週行う。騒音公害に悩むニューヨークで、より静かで排出ガスの少ない航空手段をアピールする狙いがある。今回はパイロットは搭乗するが乗客は乗せない。10日間にわたる複数の飛行を通じ、ニューヨーク住民にeVTOLを周知させる考えだ。
埋蔵量と生産を強化
英石油大手のシェルはカナダの同業ARCリソーシズを136億ドル(約2兆1700億円)で買収することで合意した。石油・ガスの埋蔵量と生産を強化する狙いがある。買収は約25%を現金で、残り75%を株式で支払う予定で、ARCの30日加重平均株価に対し20%のプレミアムとなる。シェルは既存の埋蔵量が今後10年の生産継続に十分かどうかが課題となっている。
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