▽米国株式市場=ダウ連日最高値、ナスダック5日ぶり反落 スペースX大幅安<ロイター日本語版>2026年8月6日午前 5:20 GMT+9

[ニューヨーク 5日 ロイター] – 米国株式市場では、ダウ工業株30種が連日で終値ベースの最高値を更新した。米国とイランの和平合意に向けた進展の兆しが買いを誘った。一方、宇宙開発企業スペースXと半導体大手アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)の下落が重しとなり、ナスダック総合は5営業日ぶりに反落した。
イラン政府高官や中東当局者がロイターに明らかにしたところによると、石油輸送の要衝ホルムズ海峡の運用を巡るイランとオマーンの合意案として、海峡を通じてペルシャ湾に入る船舶の管理権をイランに与えることが浮上している。 もっと見る
実業家イーロン・マスク氏率いるスペースX(SPCX.O)、新しいタブで開きますが4日発表した上場後初の四半期決算は、売上高が倍近くに増加し、営業損失も大幅に縮小した。衛星インターネット事業「スターリンク」と人工知能(AI)事業の力強い成長が業績を押し上げた。ただ、データセンターなどAI関連投資への支出をどこまで維持できるかを巡る懸念から、株価は13.6%急落した。 もっと見る
6日から同社株のロックアップ(保有株式の売却制限)の解除が始まるため、株式相場はさらなる売り圧力にさらされる可能性がある。
AMD(AMD.O)、新しいタブで開きますが4日発表した第3・四半期の売上高見通しは、堅調なAI需要を反映して市場予想を上回った。ただ、多額のAI支出が成長加速につながるという一段の証拠を投資家が求める中、株価は7%下落した。 もっと見る
一方、製薬大手アムジェン(AMGN.O)、新しいタブで開きますが4.6%上昇し、ダウを押し上げた。同社が発表した第2・四半期決算は売上高が9%増加した。
同業のイーライリリー(LLY.N)、新しいタブで開きますも通期売上高見通しの引き上げを好感して4.9%上昇。S&P総合500種のヘルスケアセクター(.SPXHC)、新しいタブで開きますは1.3%高となった。
メディア・娯楽大手ウォルト・ディズニー(DIS.N)、新しいタブで開きますも3.6%高でダウの上昇に寄与した。同社が発表した第3・四半期(4─6月期)決算は利益が市場予想を上回った。 もっと見る
米ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁はCNBCのインタビューで、米連邦準備理事会(FRB)が目標としている2%を上回るインフレ率を抑制するため、小幅な利上げを段階的に実施する必要があるとの見解を示した。 もっと見る
ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.15対1の比率で上回った。ナスダックでも1.34対1で値下がり銘柄が多かった。
米取引所の合算出来高は178億5000万株。直近20営業日の平均は173億4000万株。
▽NY外為市場=ドル157円台後半で安定、中東鎮静化期待で「有事のドル買い」後退<ロイター日本語版>2026年8月6日午前 5:15 GMT+9

[ニューヨーク/ロンドン 5日 ロイター] – ニューヨーク外為市場では、先週の日米協調介入を受け、円が対ドルで157円台半ばから後半にかけて落ち着いた値動きとなった。ドルは米国とイランの戦闘終結に向けた期待が再び高まったことで「有事の買い」が後退し、対主要通貨で約6週間ぶりの安値圏で推移した。
終盤の取引で、円は対ドルで157.72円と小幅高。前日は0.4%下落していた。
日米両政府は約40年ぶりの円安・ドル高を食い止めるため、7月31日に外国為替市場で協調介入を実施。ベセント米財務長官は4日のCNBCのインタビューで、トランプ政権は日本の通貨安定に向けた取り組みを支援するため、「米経済や米納税者に利益をもたらす形での日本支援へ必要なことは何でも行う」と表明。円の著しい過小評価により、経済問題のほか、他の国による競争的な通貨切り下げが引き起こされる恐れがあるとし、そうした状況は「健全ではない」と述べた。
ベセント長官はその後、5日に放映されたNHKとのインタビューで、日銀の植田和男総裁が「日本経済にとって最善の措置を講じると確信している」とし、円安是正には「日本の政策が着実に実施されていくことを確認する必要がある」と語った。
バノックバーン・キャピタル・マーケッツのチーフ市場ストラテジスト、マーク・チャンドラー氏は「中銀は特定の為替水準を防衛しているわけではないと思うが、市場では中銀の介入姿勢や決意を試そうとする動きが出る」と予想。「こうした動きを正当化するファンダメンタルズ面の根拠は市場に存在している。7日に米労働省が発表する7月の雇用統計がそうした根拠の1つになる可能性がある」と述べた。
CIBCキャピタル・マーケッツのG10通貨戦略責任者ジェレミー・ストレッチ氏は、今回の為替介入について「応急処置」という表現が当てはまると指摘。1)日銀がより積極的な利上げ姿勢を示す、2)米連邦準備理事会(FRB)の利上げ観測が後退する、3)原油価格が下落する、という3つの条件のいずれかが満たされない限り、今回の対応は単なる「封じ込め策」に過ぎないと受け止められると述べた。
ドルは日米協調介入を受け対円で3カ月ぶりの安値を付けたものの、その後は持ち直しており、為替介入の長期的な効果に対し市場で懐疑的な見方が出ている可能性が示されている。
LMAXグループの市場ストラテジスト、ジョエル・クルーガー氏は「追加介入のリスクは引き続き高いと見ているが、円安が新たに進行したり、市場が混乱したりしない限り、再介入に踏み切るハードルはこれまでよりも高くなる」と指摘。「為替介入は円安進行のペースを鈍らせる効果はあるが、過去の事例をみると、基調的なファンダメンタルズが変化しない限り、長期的な相場トレンドが変わることはほとんどない」と述べた。
終盤の取引で、主要6通貨に対するドル指数は0.16%安の99.70。
ユーロ/ドル は 0.17%高の1.1552ドル。
| ドル/円 NY終値 | 157.74/157.76 |
| 始値 | 157.70 |
| 高値 | 157.81 |
| 安値 | 157.32 |
| ユーロ/ドル NY終値 | 1.1551/1.1555 |
| 始値 | 1.1539 |
| 高値 | 1.1559 |
| 安値 | 1.1541 |