
[ワシントン 10日 ロイター] – 米政府は10日、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラやイランの代理勢力を支援しているとされる企業や個人に対する新たな制裁措置を発表した。イランを経済的に孤立させる取り組みの一環。
財務省によると、制裁対象はイラク、レバノン、トルコの団体および個人で、ヒズボラや、イラン革命防衛隊(IRGC)の指揮下にあるイラクの親イラン武装組織「カタイブ・ヒズボラ」を支援していたとされる。
ベセント財務長官は声明で、イランに対する「オペレーション・エコノミック・アウトキャスト(経済的追放作戦)」について、「崩壊しつつあるイラン政権を支え続ける者たちを標的とする」とし、「テロ資金の提供、資金洗浄、あるいはイランの制裁回避支援のいずれであっても、われわれはそうした者たちを追跡し、米金融システムから排除するとともに、イラン政権を支えるネットワークを解体する」と表明した。
財務省はまた、対イラン制裁違反の可能性を巡る案件で、米国市民が143万ドルの支払いに同意し、問題が解決したと発表。合わせて、イランによる制裁回避や資金洗浄に関する情報提供を呼びかけた。
そのほか、財務省外国資産管理室(OFAC)は、例外的な状況を除き、イラン関連ライセンスの申請をほぼ全て却下する方針を明確化する通達を発出。未処理となっているイラン関連の特定ライセンス申請の「大多数」の却下手続きを開始したと明らかにした。