▽米国株式市場=続落、ハイテク株が安い 中東不安で金利上昇<ロイター日本語版>2026年8月19日午前 5:08 GMT+9
[18日 ロイター] – 米国株式市場は主要3指数が続落して取引を終えた。半導体株が下落を主導した。中東を巡る不透明感が米国債利回りを数年ぶりの高水準に押し上げ、借り入れコストとインフレへの懸念を高めた。
中東和平への期待が後退し、原油価格が上昇したことを受け、米30年債利回りは2007年以来、10年債利回りは25年1月以来の高水準を付けた。
人工知能(AI)関連需要の急拡大を背景に上昇してきた銘柄が売られ、フィラデルフィア半導体指数(.SOX)は5%急落。借り入れコストの上昇により、投資家がハイテク企業の将来的な利益成長に対して支払ってもよいと考える価格水準が低下した。
NFJインベストメント・グループのポートフォリオマネジャー、バーンズ・マッキニー氏は「まるでドミノ倒しのように始まる。交渉が決裂し、それが原油価格の上昇につながる。そしてインフレ期待の高まりと債券利回りの上昇を招く」と指摘。その上で「債券利回りが上昇するたびに、ハイテク銘柄は不釣り合いに大きな打撃を受ける傾向がある」と述べた。
S&P総合500種の主要11業種では、情報技術(.SPLRCT)、新しいタブで開きますの下落率が1.9%と最大だった。
個別銘柄では半導体株の下げが同指数の重しとなった。エヌビディア(NVDA.O)は2.3%安、メモリー半導体のマイクロン・テクノロジー(MU.O)は7%安。
このほかデータストレージ企業のサンディスク(SNDK.O)とウエスタンデジタル(WDC.O)もそれぞれ9%と7.4%の大幅安となり、ラウンドヒル・メモリー上場投資信託(ETF)は8.8%急落した。
高成長セクターが売られた一方、ヘルスケア(.SPXHC)や主要消費財(.SPLRCS)などディフェンシブセクターに資金がシフトした。投資家の不安心理を示す「恐怖指数」(VIX指数)(.VIX)は15.84と、今月4日以来の高水準で取引を終えた。
原油価格の上昇を受け、エネルギー株(.SPNY)もアウトパフォームした。
ホームセンター大手のホーム・デポ(HD.N)は第2・四半期の売上高が予想を上回ったものの、株価は0.1%下落した。
ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.94対1の比率で上回った。ナスダックでも1.67対1で値下がり銘柄が多かった。
取引所の合算出来高は148億6000万株。直近20営業日の平均は168億8000万株。
▽NY外為市場=ドル横ばい、FRBのハト派姿勢織り込む 対円159円台半ば<ロイター日本語版>2026年8月19日午前 5:42 GMT+9
[ニューヨーク/ロンドン 18日 ロイター] – 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルは主要通貨に対しレンジ内で推移した。ここ最近の予想より軟調な経済指標を受け、市場は引き続き、米連邦準備理事会(FRB)のハト派的な動きを織り込んでいる。
7月の米雇用統計が予想外の雇用減となったことや、一連のインフレ指標で伸び鈍化が示されたことを受け、市場では9月の連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ観測が後退。市場が織り込む金利据え置きの確率は70%近くとなっている。
マネーコープ の北米ストラクチャード商品部門責任者 、ユージン ・エプスタイン氏 は「現在の水準、特にドル建て通貨ペアの水準は、前回のFOMCで見られた予想外のハト派的な姿勢、あるいは少なくともハト派と捉えられた内容を反映しているに過ぎない」と指摘。「これまで発表された消費者物価指数(CPI)はインフレを示唆せず、直近の雇用統計もインフレを示唆しなかった。そのため急にドル安が進み、それが大半の通貨ペアに反映されている」と述べた。
アナリストは今後のインフレ動向について慎重な見方を維持している。ホルムズ海峡が事実上封鎖された状態が続いていることや、米国とイランの対立がくすぶり続けていることが背景にある。シタデル・セキュリティーズの欧州・中東・アフリカ(EMEA)債券セールス責任者、ノーシャド・シャー氏は「過去5年間の大半でインフレは目標を上回って推移してきた。年率2%台後半のペースはFRBにとって許容範囲かもしれないが、供給ショックが絶え間なく起きている世界では、インフレ抑制の余地はほとんど、あるいは全くない」と述べた。
主要通貨に対するドル指数は0.09%高の99.63。
円は対ドルで0.08%安の1ドル=159.605円。7月末の日米協調介入 による上昇分の半分近くを打ち消した。市場は追加介入の可能性と、来月の日銀金融政策決定会合に注目。同会合で日銀は利上げを決定するとみられている。
ユーロは前日に付けた約2カ月ぶり高値から小幅に下落し、直近では0.03%高の1.15760ドル。
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英ポンドは対ドルで0.04%安の1.35356ドル。前日に付けた約3カ月ぶり高値をやや下回った。